全国でトップ選手発掘=日本代表も協力―カーリング
未来のトップ選手を発掘するため、日本カーリング協会が競技の裾野を広げようとしている。6月には横浜市で体験会を実施。2022年北京五輪の女子で銀メダルを獲得したロコ・ソラーレの藤沢五月らが参加し、約150人の小学生を指導した。
カーリングの競技人口は北海道と東北地方が大半を占める。日本協会は18年から首都圏で体験会を開くなど、新たな層の掘り起こしに取り組んでいる。日本協会の酒巻智副会長は「地域に関係なく、子どもにカーリングをやってもらいたい」。今後はさらに、体験会の開催を増やしていく考えだ。
18年には、小学生の全国選手権大会も始まった。熊本県出身の川田亜依さんは、この大会に参加したことをきっかけに、本格的に競技に打ち込むようになった。競技が盛んな長野県へ引っ越し、今年はSC軽井沢ジュニアの一員として、国内最高峰の大会である日本選手権に出場した。
来年の日本選手権は、ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の代表選考会を兼ねて、横浜市で初めて開催される。藤沢は「地元の皆さんに楽しんでもらいたい」。カーリング熱を高めるためにもトップクラスのプレーを披露して、普及に貢献するつもりだ。
[時事通信社]
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