2024-09-06 17:28スポーツ

大の里、再び主役へ=重責果たしたい両大関―大相撲秋場所

横綱審議委員の稽古総見で相撲を取る大の里(奥)=8月29日、東京・両国国技館
横綱審議委員の稽古総見で相撲を取る大の里(奥)=8月29日、東京・両国国技館

 大相撲秋場所は8日に東京・両国国技館で初日を迎える。名古屋場所で10度目の優勝を遂げた横綱照ノ富士が左膝のけがなどで休場するだけに琴桜、豊昇龍の両大関は優勝争いの中心を担いたいところ。大の里は成績次第で大関昇進の可能性があり、再び主役の座をつかめるか注目が集まる。
 大の里は先場所、連敗発進。得意の右差しを研究されて苦しんだ。「自分の相撲が取れなかった。もう一回しっかり頑張りたい」。初土俵から史上最速の7場所目で初優勝した夏場所のように、前に出る取り口を徹底できるかがカギになる。
 琴桜と豊昇龍は看板力士としての重責を果たせるか。悲願の初賜杯を目指す琴桜は左足首に不安を抱えており、大関に昇進してから優勝がない豊昇龍は先場所で痛めた股関節付近の回復具合が気がかり。序盤戦で取りこぼさず、波に乗っていくことが肝要だろう。
 10勝で1場所での大関復帰を目指す貴景勝は、古傷を抱える首の状態次第。小結だった先場所で2桁白星を挙げ、大関昇進への足固めをしたい平戸海は充実ぶりが目立ち、目が離せない存在。新三役の座を狙う熱海富士や王鵬、東前頭7枚目まで番付を戻した元関脇若隆景も、優勝争いに絡めば面白い。
[時事通信社]

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