核燃料搬出計画見直し「今年度中」=関電社長、福井知事に表明
関西電力の森望社長は5日、福井県庁で杉本達治知事と面会し、原発から出る使用済み核燃料の搬出計画を今年度中に見直す方針を伝えた。その上で、期限までに見直せなければ、運転開始から40年を超える高浜原発1、2号機(福井県高浜町)、美浜原発3号機(同県美浜町)の運転を停止する「不退転の覚悟で臨む」と表明した。
関電は昨秋、使用済み燃料の県外搬出を求める福井県に対し、日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)に搬出すると明記した計画を提示。しかし、原燃が先月、再処理工場の完成延期を決め、計画見直しを迫られた。
杉本知事は、計画修正について「信頼関係に関わる重大な問題で、取り組みを具体的に進めてほしい」と要請。6日に斎藤健経済産業相を訪問し、国の対応を確認する方針も示した。
[時事通信社]
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