東京株、一時600円超安=米株下落で売り
5日の東京株式市場で日経平均株価は前日比511円安で始まり、下げ幅を一時600円以上に広げた。前日の米国株安などを受け、大型株を中心に売りが優勢となった。売り一巡後は下げ幅を縮小し、午前の終値は130円17銭安の3万6917円44銭。
前日の米株式市場では、景気減速を示唆する経済指標の発表を受けて素材など景気敏感業種が下落した。割高感があるハイテク株の売りも続いた。外国為替市場で米国の金利低下を受けてドルが売られ、円高が進んだことも日本株の重しとなった。
日経平均の前日の終値は1638円安と、今年3番目の下げ幅を記録した。「前日に大きく下落したことで値頃感が出ている銘柄は多い」(大手証券)とされ、5日は朝方の売りが一段落すると買いが入り、日経平均がプラスに転じる場面もあった。
[時事通信社]
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