ウクライナ原発支援を強化=ザポロジエ、5度目視察―IAEAトップ
【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は4日、ロシア軍の占領下にあるウクライナ南部のザポロジエ原発を視察した。3日には、キーウ(キエフ)でゼレンスキー大統領と会談。ロシアによる電力インフラへの集中攻撃で、ウクライナ全土の原子力発電が不安定になっているとして、IAEAによる安全評価の対象を近隣の変電所まで拡大することで合意した。
IAEAが2022年9月に専門家をザポロジエ原発に常駐させ始めてから2年が経過。グロッシ氏は5度目の現地入りに際し、「幸いにも放射能事故には至っていないが、武力衝突が続く限り、リスクは高まる」と訴えた。
[時事通信社]
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