246cmパラバレー選手、ベッド探しに一苦労 一時は床で寝る覚悟も
【パリAFP=時事】パリ・パラリンピックのシッティングバレーボール男子イラン代表で、2メートル46センチの長身を誇るモルテザ・メヘルザドが、ベッド探しに苦戦した末、ようやく自身の体を収められるベッドを手に入れた。≪写真はシッティングバレーボール男子イラン代表のモルテザ・メヘルザド〈中央上〉≫
メヘルザドは、存命中の人物では世界2位となる2メートル46センチの身長を持つ。成長ホルモンが過剰に分泌される先端巨大症だが、10代の頃に自転車事故で骨盤を損傷して右脚の成長が止まり、テレビ番組に出演していたところを監督に見いだされてシッティングバレーのイラン代表に加わった。これまでに2016年リオデジャネイロ大会と2020年東京大会で金メダルを獲得し、世界年間最優秀選手に3回輝いている。
ベッドについては、監督が前週、「東京大会では特別なベッドを用意してもらったが、今回は残念ながら違う」と明かし、メヘルザドは床で眠る予定だと明かしていた。
パリ五輪・パラリンピック選手村の寝室のベッドは、東京大会でも使用された環境に優しいモジュール構造の段ボールベッドで、イラン・パラリンピック委員会の要請で拡張パーツ二つが組織委員会から提供されたが、足りなかったようだ。しかしその後に三つ目のパーツが届き、現在「選手は快適な環境を得るのに必要な器具をすべて手にしている」という。
段ボールベッドは東京大会とパリ大会の両方でたびたび話題になり、大人2人の体重を支えられる構造ではないとして「反セックス」目的だと批判する報道も出た。しかし、多くの選手がベッドの上で跳びはねて耐久性をアピールし、報道を否定している。【翻訳編集AFPBBNews】
最新動画
最新ニュース
-
渡辺守成氏が立候補=IOC会長選、日本人初
-
若隆景、光る粘り腰=我慢強く2敗堅持―大相撲秋場所
-
ヤマハ発動機社長が軽傷=切り付けた娘を逮捕―静岡県警
-
ブルトン欧州委員が辞任=「閣僚」人選巡り不満
-
大の里、前へ出て圧倒=大相撲秋場所
写真特集
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕
-
【スポーツクライミング】安楽宙斗〔パリ五輪〕
-
【カヌー】羽根田卓也〔パリ五輪〕