2024-08-31 09:06スポーツ

力及ばず「超悔しい」=佐藤、連覇逃す―陸上〔パラリンピック〕

男子400メートル(車いすT52)決勝で力走する佐藤友祈(左)=30日、サンドニ
男子400メートル(車いすT52)決勝で力走する佐藤友祈(左)=30日、サンドニ

 男子400メートル(車いすT52)で佐藤はベルギーの新鋭に敗れて連覇を逃し「超悔しい」と顔をゆがめた。3年前の東京大会はこの種目と1500メートルで2冠。圧倒的な強さを誇ったが、彗星(すいせい)のごとく現れたマキシム・カラバンに牙城を崩された。昨年と今年の世界選手権は、対戦した種目全てで敗れた。
 今大会でのリベンジだけを見据えてきた。数多くのパラリンピアンを育ててきたオランダ人コーチに昨年から師事し、フォームの改善やスタートの見直しにも取り組んだ。6月の大会では、自己ベストもマーク。やれることはやってきた。
 本番では雨が強まって気温も下がり、車いすのレースとしては最悪の環境。決勝は、予選よりもタイムを縮めたが、先を行くカラバンには及ばず「マキシム選手の力がやはり一枚上だった」とうなだれた。東京で金を取った1500メートルは今大会では行われない。残る種目は100メートル。「一泡吹かせてやりたい」と闘志を燃やした。 (時事)
[時事通信社]

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