2024-08-30 21:01スポーツ

関学大の5選手を処分=大学側「見解の相違」―アメフト

部員の処分についての記者会見で、頭を下げる関学大アメリカンフットボール部の(右から)大村和輝監督、池埜聡部長、小野宏ディレクター=30日午後、大阪市北区
部員の処分についての記者会見で、頭を下げる関学大アメリカンフットボール部の(右から)大村和輝監督、池埜聡部長、小野宏ディレクター=30日午後、大阪市北区

 日本アメリカンフットボール協会は30日、U20(20歳以下)日本代表のカナダ遠征(6月19日~7月2日)に参加した関学大アメフト部に所属する5選手に重大な規律違反があり、処分を科したと発表した。このうち1人については、大麻を含むとみられる物質を所持、使用したとして、日本代表に選抜される資格の無期限停止処分とした。
 協会の処分を受け、関学大アメフト部は大阪市内で記者会見を開き、謝罪した。その上で当該の1選手について、小野宏ディレクターは「(協会側と)見解の相違がある」と指摘。池埜聡部長は「大麻使用の事実を認めるような証拠は持っていない」と主張した。ただし、この選手は日本協会の毛髪検査受検の要請に応じず、大学からも無期限活動停止処分を受けている。
 他の4選手は、別の規律違反で日本協会から厳重注意を受け、日本代表選抜資格を1~2年間停止とされた。実名は公表されていない。
 関学大は大学日本一を決める甲子園ボウルで34度優勝を誇る名門。チーム活動は継続し、秋季リーグ戦にも予定通り参加する。昨年には日大アメフト部が違法薬物事件で廃部に追い込まれる事例があった。 
[時事通信社]

関学大アメリカンフットボール部の部員処分について記者会見する大村和輝監督=30日午後、大阪市北区
関学大アメリカンフットボール部の部員処分について記者会見する大村和輝監督=30日午後、大阪市北区

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