2024-08-29 16:05社会

秘書が横領、事務所は閉鎖=裏金問題で副大臣辞任―堀井前議員

 公選法違反罪などで略式起訴された堀井学前衆院議員を巡っては、元秘書による現金着服や地元事務所の閉鎖などトラブルが頻発。堀井氏自身も自民党の裏金問題を受け、内閣府副大臣を辞任する事態となった。
 北海道警などによると、元公設秘書の男性が2022年8月に支援者から寄付金として預かった現金120万円を横領したとして逮捕、起訴され有罪判決を受けた。
 堀井氏の東京事務所に勤務していた別の女性秘書が地元・北海道の事務所から送金された経費を繰り返し横領していた疑いも浮上し、同氏側は被害届を出している。
 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題では、18~22年に安倍派から計2196万円の還流を受けたことが判明。堀井氏は責任を取って内閣府副大臣を辞任した。
 今年1月の記者会見では、裏金の使途について「事務所運営費や支援者との交際費に充てた」と説明し、6月に次期衆院選への不出馬を表明した。
 その後、選挙区の北海道9区内にある事務所のうち、苫小牧事務所を閉鎖。理由は政治資金パーティーの自粛による運営資金不足とも指摘されている。室蘭事務所も閉鎖されており、現在は登別事務所のみとなった。 
[時事通信社]

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