2024-08-28 22:12スポーツ

浅野、輝き放つ先制アーチ=抜てきに「自覚を持って」―プロ野球・巨人

3回、先制2ランを放つ巨人の浅野=28日、神宮
3回、先制2ランを放つ巨人の浅野=28日、神宮

 積極的にバットを振った巨人の浅野が、先制の3号2ランでチームを勢いづけた。三回2死三塁の第2打席。2ボール2ストライクからの甘く入った変化球を捉えると、バットを持った左手を突き上げる。「完璧でした」。打球は巨人ファンで埋まる左翼席に飛び込んだ。
 初対戦のサイスニードに対し、第1打席は空振り三振に倒れたものの、見逃しのストライクは初球だけ。本塁打を放った打席も、速球を2球ファウルにして追い込まれたが、思い切り良くスイングを仕掛けた。
 今月に入って1軍昇格。14日に今季1号の満塁本塁打を放つなど存在感を示し、月間打率は3割5分を超えている。ここ4試合は丸に続く2番に抜てきされているが、前日までの2試合は無安打。「きのう丸さんが敬遠されて、打てなかったのがとても悔しかった。きょうはチャンスで回ってきたら絶対に打つという強い気持ちで打席に入った」
 広島と優勝争いを繰り広げる中で結果を残し、「『できない』じゃなくて、『やらないといけない』と思っている。そこは自覚を持ってやっているつもり」。丸のほかにも岡本和や坂本らが並ぶ巨人打線で、売り出し中の19歳が輝きを放っている。 
[時事通信社]

3回、先制2ランを放ち、門脇(左)に迎えられる巨人の浅野=28日、神宮
3回、先制2ランを放ち、門脇(左)に迎えられる巨人の浅野=28日、神宮

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