米大統領選討論会、マイク「オン・オフ」めぐり対立 トランプ氏、参加に難色か
【ワシントンAFP=時事】米大統領選候補による9月10日のテレビ討論会をめぐり、相手候補の発言中にマイクの音声をオンにするよう求める民主党のカマラ・ハリス副大統領側に対し、共和党のドナルド・トランプ前大統領陣営が26日、不参加をちらつかせたことから、開催が危ぶまれている。≪写真は、カマラ・ハリス米副大統領〈左〉とドナルド・トランプ前米大統領≫
トランプ氏は、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」でこの日、討論会を放送するABCは偏向していると語り、「なぜ、あんな放送局でカマラ・ハリスと討論会を行う必要があるのか」と、参加に難色を示した。
両陣営は、相手候補の発言中にマイクの音声をオンにするかをめぐっても対立している。
6月27日に行われた、ジョー・バイデン大統領とトランプ氏とのCNNの討論会では、相手の発言中はマイクの音声がオフになっていた。これは、バイデン陣営との間で取り決められた条件で、9月の討論会にも適用されることになっていた。
しかし、ハリス陣営は、マイクの音声を常時オンにしておくという通常のルール復活を要求。トランプ陣営について、トランプ氏が討論中に感情的になって際どい発言をする場合に備えて、音声をオフにしようとしていると主張している。
NBCが放送した動画では、トランプ氏は26日、自身のマイクについては「さあ、私はどっちでもいい。たぶんオンにしておいた方がいいだろう」と混乱を招く発言をした上で、「取り決めでは前回と同じにするということだった。その場合、音声はオフにすることになっていた」と述べた。【翻訳編集AFPBBNews】
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