豪にミサイル生産拠点=F35搭載可、輸出も視野
【シドニー時事】オーストラリアのコンロイ国防産業相は22日、攻撃ミサイルの生産拠点を東部ニューカッスルに設けると発表した。ステルス戦闘機F35Aに搭載可能な対地・対艦ミサイル「JSM」(射程約500キロ)などを製造する。年内に着工し、2027年の稼働を目指す。米国とその同盟国への輸出も視野に入れている。
ウクライナ戦争の長期化に伴い、西側諸国の兵器需給は逼迫(ひっぱく)しており、豪州のミサイル生産拠点新設はこれを補強する動きの一環だ。インド太平洋で覇権主義的動きを強める中国に対する抑止力向上につなげる狙いもある。豪政府は8億5000万豪ドル(約840億円)を支出する。
[時事通信社]
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