米、9月利下げ適切に=雇用悪化、リスク増大―FOMC議事要旨
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、7月30日と31日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。大多数の参加者は、インフレ鈍化などが続けば「(9月の)次回会合で金融緩和が適切になる可能性がある」と、利下げに前向きな見解だった。また、雇用悪化リスクが増す一方で、インフレリスクが減じたとの見方も多数を占めた。
会合では、政策金利を年5.25~5.50%に8会合連続で据え置くことを決定。FRBのパウエル議長は会合後の記者会見で「9月会合で利下げが検討される可能性がある」と話した。今月2日に公表された7月の雇用統計では労働市場の鈍化が鮮明となった。市場では9月利下げは確実視されており、引き下げ幅が焦点となっている。
[時事通信社]
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