2024-08-21 14:27国際

ガザ人質解放を呼び掛け=救出の女性、G7大使らと面会

 イスラム組織ハマスによる昨年10月のイスラエル奇襲でパレスチナ自治区ガザへ連れ去られ、今年6月に救出されたイスラエル人女性ノア・アルガマニさん(26)が21日、東京都内で先進7カ国(G7)大使らと面会し、依然拘束下にある人質の解放に向けた働き掛けを求めた。
 ノアさんによると、ガザでは攻撃が続く中、地下トンネルや建物など何度も居場所を移動させられ、わずかな食料や水しか与えられなかった。「今も助かったことが信じられない。(拘束中の)人々は常に危険な状況にある」と訴えた。
 イスラエル政府は昨年12月、早期解放に向けた国際世論を喚起するため、ノアさんの父ヤコブ・アルガマニさん(69)ら人質の家族を日本に派遣していた。ヤコブさんも21日の面会に同席。各国の支援に謝意を示した上で「戦争は破壊しかもたらさない。この地域で平和を実現するには、ハマスとの対話が必要だ」と強調した。 
[時事通信社]

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