ゲームキャラの応答柔軟に=米エヌビディア、生成AI活用でデモ
【シリコンバレー時事】定型文しか話さなかったゲームのキャラクターが柔軟に応答―。米半導体大手エヌビディアは20日、生成AI(人工知能)の技術を実際のゲームに使ったデモを初披露した。プレーヤーが話し掛けると趣旨を理解し、必要な操作もやってのける。ゲーム体験を大きく変える試みだ。
「次の任務は何?」とプレーヤーが音声入力すると、整備士のキャラクターが「鍵の入手だ。機動性の高いロボットだと成功の可能性が高まるよ」と答えた。ロボットの変更を頼むと、即座に切り替え作業を行った。
エヌビディアはドイツのゲーム見本市で、オンラインゲーム「メカブレイク」に生成AIの言語モデルを搭載したデモを公開した。従来、プレーヤーが操作できないキャラは回答内容が固定され、退屈さにつながっていたが、新技術は「ゲームに入り込んだ感覚を高められる」(担当者)のが利点だ。
エヌビディアは、ゲーム開発者向けの基盤サービスで、音声認識や音声に合わせて表情を動かす技術を展開してきた。これに自社の軽量化された言語モデルを加えることで、パソコンなどの端末上でも円滑に対話できるようにした。
[時事通信社]
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