大社の熱い夏終わる=馬庭、準備不足に悔い―高校野球
2―2の五回無死一、二塁。甲子園全体から沸き上がる拍手に包まれ、大社のエース馬庭がマウンドへ。大社中時代の1931年以来、93年ぶりに進んだ準々決勝。岸、山本の後を継ぎ、3番手で登場した。
3回戦までの全3試合で完投し、計401球を投げていた左腕。疲労はなかったというが、雨でぬれたマウンドに苦しんだ。「準備不足に尽きる。自分らしい投球ができなかった」。五回は1点にとどめたものの、七回につかまった。
今大会で試合を重ねるごとにメンタル面での成長を感じていたが、七回は頭に血が上り、冷静さを欠いて4連打を許した。「感情でプレーしてしまった。攻撃は機能していたので申し訳ない気持ちでいっぱい」。敗戦を決定付ける4失点を喫した。
ベンチ入りメンバー20人のうち、19人が島根県の中学校から入学した公立校。1回戦で今春の選抜大会準優勝の報徳学園を破るなど奮闘し、注目を集めた。「声援をたくさんもらって愛されていると思ったし、うれしかった」と馬庭。甲子園常連の私立校に果敢に挑んだ熱い夏が終わった。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
日本、今後2年「健全な成長」=日銀に利上げ余地―世銀副チーフエコノミスト
-
世界成長、今後2年は2.7%=米高関税で下振れリスク―世銀見通し
-
浅草の夫婦を再逮捕へ=死亡保険金2600万円詐取容疑―警視庁
-
中国、米半導体を調査=米に対抗、非先端品対象
-
NY株、続伸
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕