東京株、674円安=連騰の反動、円急伸も嫌気
19日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅反落した。終値は前週末比674円05銭安の3万7388円62銭。下げ幅は一時700円を超えた。前週末までの急速な上昇の反動で、利益確定売りが広がった。円相場の急伸も輸出企業の収益圧迫につながるため嫌気売りを誘った。
日経平均は前週末16日までに5連騰し、計3200円超上昇した。5日の安値から大幅に回復したことを受け、売りが強まった。午後に入り、円高が一段と進行し、下げ幅が拡大した。
市場関係者からは「下落の主因はスピード調整だ」(国内証券)との声が聞かれた。海外勢を中心に機関投資家の売買は少なく、東証プライム市場の売買代金は前週末比2割減の4.2兆円弱。市場では「買い注文に厚みがなく、売りが出ると下げ幅が大きくなりやすかった」(大手証券)との見方も出ていた。
[時事通信社]
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