2024-08-16 16:57World eye

体操チャイルズ「打ちのめされている」 銅メダル無効は「不当」

【ロサンゼルスAFP=時事】体操女子米国代表のジョーダン・チャイルズは15日、パリ五輪種目別ゆかで獲得した銅メダルが取り消しになり「打ちのめされている」と話し、メダル無効の決定は「不当」だと主張した。≪写真は体操女子米国代表のジョーダン・チャイルズ≫
 チャイルズは当初、技の難易度に関する採点の見直しが認められ、ルーマニアのアナ・バルボスを抑えて銅メダルを手にしたが、その後ルーマニアの提訴を受けたスポーツ仲裁裁判所(CAS)は、米国側の抗議のタイミングが規定の時間を過ぎていたとする裁定を下し、国際体操連盟もバルボスへの銅メダル授与を決めた。
 米国体操連盟は抗議が時間内に行われたことを示す証拠映像があると訴えたが、CASは裁定の見直しは行わないと表明。これを受け、米連盟側はスイス連邦裁に上訴する可能性を示している。
 チャイルズはX(旧ツイッター)で、「銅メダルが剥奪されたと聞き、打ちのめされている。USAG(米体操連盟)による申し立てに自信を持っていた」「言葉がない。この決定は不当であり、私だけでなく、私の挑戦を応援してくれたすべての人に大きな傷を与えている」と投稿。さらに、「この心痛に追い打ちをかけるようにソーシャルメディアで行われている人種差別的な攻撃は間違っているし、極めて有害だ」と訴えた。
 その一方で、やがて公正な結果がもたらされると考えているとし、「この旅の終わりには、責任者たちが正しいことをしてくれると信じている」ともつづった。【翻訳編集AFPBBNews】

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