防災呼び掛け、終了=プレート変化、観測されず―南海トラフ、初の臨時情報から1週間
南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」の発表から1週間となった15日、内閣府は後発地震に備えた防災対応の呼び掛けを午後5時に終了した。気象庁によると、同地震の想定震源域周辺でプレート境界の固着状況に特段の変化は見受けられないという。
内閣府の防災担当者は気象庁と合同で実施した記者会見で「大規模地震の可能性がなくなったわけではない。引き続き日ごろから地震への備えをしてほしい」と強調した。
呼び掛けの終了を受け、東海道新幹線は三島―三河安城間での減速運転をやめ、通常速度に戻す。
臨時情報の発表で、海水浴場が閉鎖されたり、水や食料が品切れになったりした。内閣府の担当者は「一連の反応などの振り返りを行い、今後運用面の改善に努めたい」と説明した。
[時事通信社]
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