2024-08-14 08:00地域

乙姫伝説の再現イベント 和歌山市

 和歌山市の紀三井寺で、龍宮城の乙姫が海の中でも消えない「龍灯(りゅうとう)」を献上するために訪れた伝説を再現したイベントが行われた。乙姫らの華やかな衣装や舞を見ようと多くの参拝客らでにぎわった。
 伝説によると、約1250年前に寺を開いた唐僧・為光上人が大般若経の書写を終えた日、乙姫が龍灯を持って現れた。乙姫は龍灯を毎年奉納することを約束し、龍の背に乗り姿を消したという。この日が8月9日だったことから、寺では古くから、一日の参拝で千日分の功徳が得られる「千日詣」が行われている。この由来となった伝説を広く知ってもらおうと始まり、今回で5回目の開催となった。
 オーディションで乙姫役に選ばれた和歌山市の会社員崎浜菜花さん(26)は「皆ときれいな舞を披露できうれしい。無事に終わり感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔で話した。【もぎたて便】

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