2024-08-13 23:11スポーツ

近藤2発、頂点へ加速=マジック30も「一戦一戦」―プロ野球・ソフトバンク

4回、同点のソロ本塁打を放つソフトバンクの近藤=13日、ベルーナドーム
4回、同点のソロ本塁打を放つソフトバンクの近藤=13日、ベルーナドーム

 ソフトバンクの快進撃を支えてきた強打者は、4年ぶりの優勝に向かって一段と加速する。近藤が2本塁打で3打点と快音を響かせた。
 四回は右翼への同点ソロ。西武・渡辺のカーブを「完璧に捉えることができた」という自画自賛の打撃で勢いづくと、七回は2死一塁から田村の直球を再び右翼席へ放り込んだ。
 2発目が生まれたのは3点リードの場面。一振りで走者をかえすことのできる長打をあえて狙ったという。この日は9連戦の4戦目で、先を見据えれば救援投手を多くつぎ込む接戦は避けたい。チームが置かれた状況を見極めた打撃で理想通りのアーチを描き、「大きい追加点を取ることができた」。モイネロは来日初の完投勝利で援護に応えた。首位快走の背景には、投打の強い信頼関係がある。
 優勝へのマジックは一つ減って30となったが、「一戦一戦だと思っている。目の前の試合を全員で取りにいく」と近藤。冷静な31歳が打線の中核にどっしりと座るチームに、浮足立った様子は見られない。 
[時事通信社]

7回、この試合2本目の本塁打となる2ランを放ち、チームメートに迎えられるソフトバンクの近藤(右)=13日、ベルーナドーム
7回、この試合2本目の本塁打となる2ランを放ち、チームメートに迎えられるソフトバンクの近藤(右)=13日、ベルーナドーム

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