コメ指数先物、静かなスタート=初値1万7200円―堂島取引所
堂島取引所は13日、コメ指数先物「堂島コメ平均」の取引を開始した。売買の対象は全国各地の銘柄の加重平均価格から算出した指数。取引開始直後、2025年2月、4月、6月決済物がそれぞれ60キロ当たり1万7200円の初値を付けた。その後は取引が成立せず、出来高は計3枚にとどまった。
23年産米は昨夏の猛暑の影響で品質が低下。良質なコメが不足して価格が急上昇した。先物取引にはこうした現物の相場変動を抑える効果があり、小売価格を安定させる可能性もある。
なじみの薄い指数だけに、初日の取引は低調だった。業界からは「浸透するには長い時間が必要。しばらくは出来高の推移を静観したい」(コメ卸大手)との声が聞かれた。
[時事通信社]
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