上下両院選への影響懸念=大統領選撤退の理由説明―バイデン氏
【ワシントン時事】バイデン米大統領(81)は11日放送のCBSテレビのインタビューで、11月の大統領選から撤退した理由について、大統領選と同時に実施される上下両院議員選への影響に民主党内で懸念が高まったことを挙げた。「最も重要なことはトランプ(前大統領)を倒すことだ」とし、身を引くことで「国に対する義務」を果たせると述べた。
バイデン氏はトランプ氏(78)と対決した6月のテレビ討論会で失態を演じ、高齢批判が高まった。その後も「内部の世論調査では(トランプ氏と)互角だった」と説明したが、自身の進退を巡る党の混乱がメディアの話題の中心になれば「(大統領選に)集中できなくなる」と考え、後進に道を譲る決断をしたと明らかにした。
今後は出身地であり勝敗を左右する重要州の東部ペンシルベニア州を中心に、後継候補となったハリス副大統領(59)の選挙運動を支援する考えを示した。
[時事通信社]
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