スペイン、充実の夏=フル代表に続くタイトル―サッカー男子〔五輪〕
ぎっしり埋まったパルク・デ・プランス競技場には、至る所でフランスの三色旗がなびく。スペインにとっては完全アウェー。圧力をはね返し、激闘の末、自国開催だった1992年バルセロナ大会以来の頂点に立った。東京大会の銀を経験したE・ガルシアは「金メダルが目標だった。とてもうれしい」と喜びに浸った。
スペインは3―1で迎えた後半、防戦一方に。時間を進めながら耐えていたが1点差とされ、終了間際に痛恨のPK献上。追い付かれると、スタジアムのボルテージは最高潮に達した。
延長で落ち着きを取り戻す。ゆっくりパスをつなぎ、敵陣でスピードアップ。縦パスでスペースを突き、途中出場のカメリョが勝ち越しゴール。延長後半はしぶとく耐え、終了間際のピンチをしのいだ直後、GKテナスの遠投から再びカメリョが仕留めた。再三の好セーブでもチームを救ったテナスは「みんなよく頑張った。家族のようだった」と涙ながらに話した。
フル代表は7月まで行われた欧州選手権を制覇。ペドリ、ガビら、パリ五輪世代であっても今大会に招集できなかった選手は多く、選手育成の充実ぶりを示す金メダルとなった。
なぜ、強いのか。そう問われたデニア監督は「秘密なんてない。いい選手を選んで、家族のようになって、毎日毎日進歩してきただけ。代表してくれた選手たちを誇りに思う」。ほっとしたように語った。 (時事)
[時事通信社]
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