2024-08-08 22:19スポーツ

加納らエペ陣に感謝=佐藤、夢見る初メダル―近代五種〔五輪〕

男子フェンシングに臨む佐藤大宗=8日、ビルパント
男子フェンシングに臨む佐藤大宗=8日、ビルパント

 近代五種男子の佐藤は、種目に含まれるフェンシング強化のため、今大会の男子エペ団体で銀メダルに輝いた直後の日本代表から特訓を受けた。疲れが残っていたにもかかわらず、剣さばきや動きを見てもらい、ランキングラウンドで、6位の好スタート。「みんなで勝ち取ったもの。感謝して、次につなげたい」と喜んだ。
 初日のフェンシングは低姿勢から相手の脚を即座に突く得意技でポイントを取り、左拳を握る場面もあった。「流れに乗れば全てで勢いが出る」と信じて剣を振るった。
 世界で勝つため、2年前に「出稽古」を始めた。「フェンシングの得点の割合は高い。ここで差がつく」。個人でも金の加納をはじめ、他の代表メンバーに快く迎え入れられ、5割で御の字だった勝率が7割台に乗ることも。見延からは「一瞬の大切さ」と決め技を伝授された。
 心身の限界値が問われる最大3日間の厳しい戦い。初日の結果に一喜一憂することはない。「近代五種は我慢勝負。日本のメダルラッシュに乗って盛り上げたい」。この種目で日本勢初の偉業へ、全力を尽くす。 (時事)
[時事通信社]

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