ハリス氏、トランプ氏を猛追 米世論調査
【ワシントンAFP=時事】米国で4日に発表された新たな世論調査によれば、11月の大統領選に向け民主党候補指名が確定したカマラ・ハリス副大統領の支持率の全国平均は、ドナルド・トランプ前大統領を1ポイント上回った。ジョー・バイデン大統領が大統領選撤退を表明するまでリードを拡げてきたトランプ氏を、ハリス氏が猛追している。≪写真は、ドナルド・トランプ前米大統領〈左〉とカマラ・ハリス副大統領≫
米CBSニュースと調査会社ユーガブが行った世論調査では、ハリス氏の支持率は全国平均で50%、トランプ氏は49%だった。前回調査では、トランプ氏がバイデン氏を5ポイント上回っていた。
激戦州ではハリス氏とトランプ氏は互角で、両者ともに50%だった。
一方でトランプ氏は、争点の一つである経済政策では、依然優勢を保っている。
ハリス氏が勝利した場合、景気は良くなると答えた割合は25%にとどまったのに対し、トランプ氏は45%に上った。
しかし、かつてバイデン氏を悩ませていた認知機能に関する問題は、現在78歳のトランプ氏にとって不利に働いていることも明らかになった。
大統領としてふさわしい精神状態にあると思うとの回答はハリス氏64%に対し、トランプ氏は51%にとどまった。
米インターネットメディア「クック・ポリティカル・リポート」は民主党について、「大統領選を現在の経済情勢の是非ではなく、トランプ氏の信任を国民に問う機会とするなら、勝機がある」とみているはずだと分析している。【翻訳編集AFPBBNews】
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