IOC会長、ロス五輪でのボクシング実施を条件付きで支持
【パリAFP=時事】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は3日、ボクシングを2028年ロサンゼルス五輪でも実施すべきだと明言した。ただしそのためには、競技をめぐる状況を整理する必要があると話している。≪写真は国際オリンピック委員会〈IOC〉のトーマス・バッハ会長≫
開催中のパリ五輪では、昨年行われた女子世界選手権の性別テストで失格となった2選手が出場していることが論争を呼んでいる。
問題をさらに複雑にしているのが、ボクシングのガバナンス構造で、IOCは国際ボクシング協会(IBA)の運営に懸念があるとして、競技統括団体としての認可を取り下げ、現在はボクシングのプログラムを自分たちが管理している。
パリ五輪の前半戦を振り返る記者会見で、パリで問題が起こった中でもロス五輪でボクシングを実施すべきかという質問に対して、バッハ会長は「間違いなくイエスだ」と返すと、「ボクシングは最もグローバルなスポーツの一つ。社会的な価値は高い」と話した。
その一方で、新しい国際統括団体を見つける必要があるとも指摘し、「信頼できるパートナーがいる場合に限り、ロサンゼルス五輪でボクシングを行うことができる」とコメント。「つまり、各国ボクシング連盟が選択する必要がある。彼ら次第だ」と述べた。
「もし彼らが、優れた評価とガバナンス、明確な反ドーピングの方針、財務の透明性を備えた国際団体の下、自国の選手にフェアな競争を行ってメダルを勝ち取ってもらいたいと思うなら、IOCのパートナーとしての国際連盟を見つけなくてはならない」 【翻訳編集AFPBBNews】
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