2024-08-03 22:01スポーツ

日本勢92年ぶり決勝へ好発進=サニブラウン、余裕の好タイム―陸上〔五輪〕

男子100メートル予選、ゴールするサニブラウン・ハキーム(中央)=3日、サンドニ
男子100メートル予選、ゴールするサニブラウン・ハキーム(中央)=3日、サンドニ

 サニブラウンが日本勢92年ぶりの快挙に向けて、好発進した。男子100メートル予選で、日本選手の五輪最速記録となる10秒02。「ほんとに今年一番いいんじゃないか。もっとどんどん上がる」と自信満々に言った。
 スタートの反応時間は同組9人の中で最速に並ぶ0秒138。前半から先頭争いを演じた。今季課題だった中盤から後半への移行も滑らか。ゴール手前で横を見る余裕もあった。コーチから「40~70メートルを組み立てていけば、準決勝以降もしっかり戦える」との助言をもらい、実行した。
 前回東京大会は腰痛の影響で100メートルの代表入りを逃し、200メートルは予選敗退。不完全燃焼に終わった。雪辱に燃える今大会を「これが1回目(の五輪)」と表現。昨夏の世界選手権で2大会連続入賞の6位となった実績を引っ提げ、頂点を狙いに来た。
 全体8位タイのタイムで悠々と通過。会場には午前から大勢の観客が詰め掛け、「めちゃくちゃ楽しい。緊張はしていない。決勝で勝負できれば」とさらり。「暁の超特急」と呼ばれた1932年ロサンゼルス大会6位の吉岡隆徳以来の決勝進出より、さらに高い目標を見据えている。 (時事)
[時事通信社]

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