「マドゥロ氏当選」に市民抗議=中南米9カ国、開票点検要求―ベネズエラ
【カラカス時事】28日に投開票が行われた南米ベネズエラ大統領選から一夜明けた29日、反米左派マドゥロ大統領の3選を受け入れられない多数の市民らが各地で抗議活動を展開した。中南米9カ国は共同声明で選挙に懸念を示した上で「開票結果の点検」を要求。国内外で「マドゥロ氏当選」を問題視する動きが広がっている。
ロイター通信によると、投票日以降の混乱で30日までに少なくとも2人が死亡した。
ベネズエラ選管は、マドゥロ氏の大統領選得票率が51%で、野党連合候補の元外交官ゴンサレス氏の44%を上回ったと発表。世論調査や出口調査ではゴンサレス氏が優勢だったため、操作が行われたという見方が強まった。野党陣営は29日、ゴンサレス氏がマドゥロ氏の2倍以上の約620万票を獲得したとする独自集計を明らかにした。
[時事通信社]
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