2024-07-30 06:02スポーツ

古川、団体は力及ばず=個人でリベンジへ―アーチェリー〔五輪〕

アーチェリー男子団体1回戦、メキシコ戦で的を狙う古川高晴(手前)=29日、パリ
アーチェリー男子団体1回戦、メキシコ戦で的を狙う古川高晴(手前)=29日、パリ

 2大会連続メダル、さらには金を狙っていた日本の道のりは早々に絶たれた。準々決勝で王者韓国に0―6と完敗。古川は「完全に力が足りなかった」と負けを認めた。
 古川にとっては6大会連続の五輪。フォームの改造に着手してパリに乗り込んだが、力を発揮し切れず、韓国戦は精彩を欠いた。「10点が1本もなくて満足できない」と硬い表情で言った。
 日本が銅メダルを獲得した東京大会から3年。各国のライバルたちのレベルは着実に上がってきた。「数年前は予選で(自分が)5位とか6位にいたけど、最近はもっと低いところ。世界に追い付けていないな、という感じ」と冷静に自己分析する。
 トーナメントの組み合わせなどを決めるランキングラウンドで古川は35位と出遅れた。だが落ち込むには早い。3年前は46位から個人で銅メダルを獲得した。「前回の経験があるのでこの点数でも『最悪だ、終わりだ』ではない。一つ一つ勝ち上がっていけば可能性は十分ある」と前向き。団体でかなえられなかった目標を、個人でつかみにいく。 (時事)
[時事通信社]

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