西岡、五輪逃す失意から再起=男子テニス
2年ぶりのツアー優勝が決まると、西岡は力尽きたように膝に手を置いた。雨のため進行が大幅に遅れ、試合終了時には日付が変わっていた。コート上のインタビューで「素晴らしい気持ち」と感慨を込めた。
第2セット後半にたびたびの中断があっても集中を切らさず、タイブレークを物にした。最終セットは相手がミスを重ねる一方で、機敏なプレーを続けて逆転勝ち。「どうなるか分からない中で解決していくのが大事。いろいろな経験を積んできたからいい結果を出せたと思う」と胸を張った。
パリ五輪の出場権は逃した。「正直、結構きつかった」と失意を口にしたこともあったが、最高の形で再起を印象付けた。世界ランキングも久しぶりに50位以内に戻り、「つらいシーズンが長かったけど、またこれからしっかり戦っていきたい」と力強い口調で言った。(ニューヨーク時事)
[時事通信社]
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