堀米雄斗の「ユウトルネード」=スケートボード・観戦ワンポイント〔五輪〕
スケートボード男子ストリートの東京五輪金メダリスト、堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)が持つ最高難度のオリジナルトリック。自らの名前と「トルネード」を掛け合わせた愛称は、SNSで公募して決まった。
まず右足を前(グーフィー・スタンス)にして助走に入り、右つま先でデッキの先端(ノーズ)をはじいて体ごと跳び上がる。レール(コース上の構造物)は背中側にあってほとんど視界に入らないものの、空中で反時計回りに270度回転し、ノーズ部分をレールにかけて縁までスライド。デッキがレールから離れた一瞬で再び270度回るのは至難の業といえる。驚異のバランス感覚と技術が詰め込まれた大技だ。
正式名称は「ノーリー・バックサイド270ノーズスライド・270アウト」といい、昨年の夏に世界最高峰のストリートリーグ(SLS)東京大会で初めて成功した。パリ五輪本番でも連覇へのカギを握る。(時事)
[時事通信社]
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