松田「どんな経験も成長に」=悔しさばねにパリへ―サーフィン女子〔五輪〕
サーフィン女子で日本代表の松田詩野(21)=TOKIOインカラミ=は東京五輪の出場を逃した悔しさをばねに実力を付け、パリ五輪へと向かう。「どんな経験も全て自分の成長につながっている」と前向きに取り組み、メダル獲得を目指す。
2019年にワールドゲームズ(WG)でアジア勢最上位となり、東京五輪の出場条件を満たしたものの、21年WGでは結果が振るわずに出場を逃した。
松田が6歳の時から地元の神奈川県茅ケ崎市などで共にサーフィンをしてきた大橋海人さん(32)は、「悔しがっていたが、引きずることなく、次の五輪に向かっていた」と当時を振り返る。
家族ぐるみの付き合いがあった大橋さんは特別な言葉を掛けることなく、いつも通りに振る舞って見守った。松田は家族や友人に感謝し、「周りの支えが心強かったからパリに行こうと思えた」。
次の目標へと切り替えてひたむきな努力を続け、23年WGで再びアジア勢最上位に。自力でパリへの切符を獲得した。大会直前の記者会見では「全ての過程が自分を強くしてくれたので、(五輪でも)全ての瞬間を楽しみたい」と、試合を心待ちにした。
[時事通信社]
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