日本移民に「歴史的な謝罪」=会場で沖縄民謡演奏も―ブラジル
【ブラジリア時事】ブラジル政府の諮問機関「恩赦委員会」が政府庁舎内で開いた会合で25日、第2次大戦での日本移民への迫害に対してアルメイダ委員長が壇上で謝罪すると、会場の座席で見守っていた日系人ら100人余りが拍手を送った。ブラジルと日本の旗も振り、「歴史的な謝罪」を歓迎した。
ハンカチで目頭を拭った日系人のレオネル・ヒガさん(60)は、81年前に港町サントスで強制退去を体験した父親を2週間前に91歳で亡くしたばかり。その父親は退去については近年になるまで話さなかったといい、「思い出したくなかったのだろう」と語った。
強制退去の対象となった日本移民の約6割が沖縄出身だったとみられる。謝罪に続き、会場では沖縄の民謡が生演奏された。委員長も人々の輪に加わり、日系人に寄り添った。
ブラジル沖縄県人会が政府への謝罪を求める運動を開始した当時に会長を務めた島袋栄喜さん(73)は「歌は、みんなで頑張っていこうというメッセージを込めた」と説明。「日系社会は謝罪を受けて新たなスタートが切れる」と述べた。
[時事通信社]
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