「法の支配」で日本と連携=対中国念頭、インド太平洋地域で―NZ外相
18日に閉幕した「太平洋・島サミット」のため来日したニュージーランド(NZ)のピーターズ外相は19日、東京都内で時事通信のインタビューに応じ、「価値観を共有する国々が『法の支配』を維持し、ルールに基づく国際秩序を守ることが重要だ」と語った。インド太平洋地域で影響力を拡大する中国を念頭に、日本などとの連携の必要性を訴えた。
ピーターズ氏は、地域の安全保障環境の厳しさが増す中で、「太平洋の国々は、法に基づく海洋秩序が維持されるべきだとの認識を共有している」と強調。島国であるNZにとっても、開かれたシーレーン(海上交通路)の確保は国益に不可欠であり、積極的な関与を続けると述べた。
さらに、太平洋島しょ国・地域で「日本とNZは島しょ国を利用するのではなく、真のパートナーとして関係を構築してきた」と指摘。インフラ整備などでのさらなる協力に意欲を示した。
[時事通信社]
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