「証拠ある政策」行動計画を=予算編成で民間議員―諮問会議
政府は19日、経済財政諮問会議で2025年度予算の全体像について議論した。民間議員は、「金利のある世界」の復活で国債の利払い費が増え、財政を圧迫しかねないと懸念。財政健全化の観点から国の予算の効率化や無駄の削減を徹底するため、「EBPM(証拠に基づく政策立案)」の行動計画を年末に策定するよう政府に促した。
政府は6月に決定した経済財政運営の基本指針「骨太の方針」に、物価高を上回る賃上げの定着と投資促進を柱とする「経済・財政新生計画」を盛り込んだ。民間議員は、同計画を実現するためにも「潜在成長率の引き上げに軸足を置いた資源配分へと財政の質を変化」させることが必要だとして、例年以上にめりはりのある予算編成を求めた。
政府は今後3年を想定したEBPMの行動計画を12月に策定し、予算案や事業執行に反映させていく方針。諮問会議は計画の対象とする重要政策として、社会保障や少子化対策、防衛、GX(グリーントランスフォーメーション)、半導体投資などを示した。政府は今夏の予算要求の段階から担当省庁に対し、データに基づく効果分析や政策評価を行う体制整備を求める。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
神田次期総裁に期待=林官房長官
-
一力四冠が初防衛=囲碁・天元戦
-
中島が単独首位発進=賞金王争う平田ら出遅れ―ゴルフ日本シリーズ
-
訪日客免税制度を見直し=出国時返金で不正防止―政府・与党
-
「内密出産」3年で38人=熊本・慈恵病院
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕