円大幅高、一時155円台前半=株971円安、トランプ発言が左右
18日の東京外国為替市場の円相場は、トランプ前米大統領のドル高是正発言などを受けて、一時1ドル=155円台前半に大幅上昇した。6月7日以来、約1カ月ぶりの高値水準。午後5時現在は156円25~25銭と前日比82銭の円高・ドル安だった。東京株式市場では、日経平均株価が前日比971円34銭安の4万0126円35銭で取引を終了。トランプ発言が市場を揺さぶった。
11月の米大統領選では、共和党の大統領候補に選出されたトランプ氏が優位との見方が広がっている。こうした中、トランプ氏が一部メディアとのインタビューで、米国の製造業復活のためドル高をけん制する姿勢を示した。これを受けて「円売り・ドル買いの持ち高を解消する動きが強まった」(外為仲介業者)という。
[時事通信社]
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