2024-07-17 22:27社会

開かれた純文学作品を=芥川賞の松永K三蔵さん

「バリ山行」が芥川賞に決まり、記者会見する松永K三蔵さん=17日午後、東京都内
「バリ山行」が芥川賞に決まり、記者会見する松永K三蔵さん=17日午後、東京都内

 芥川賞に決まり、ペンネーム入りのキャップをかぶって記者会見場に現れた松永K三蔵さん(44)。「純文学には難解でなく、読みやすい作品もある。面白く、開かれた小説を書きたい」とこだわりを語った。
 作品は兵庫県の中小企業で働く男性が、登山道を外れて山を登る「バリ山行(さんこう)」に挑むストーリー。自身が暮らす同県西宮市は「海と山に挟まれ、日常と非日常が近い」。執筆を振り返り、「ままならない社会でどう生きるか、挑戦や葛藤を書きたかった」と語った。 
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集