「国王演説」で施政方針=議会開会、経済成長を重視―英政府
【ロンドン時事】今月初旬の英総選挙後で初の議会開会式が17日行われ、14年ぶりに政権を奪還した労働党のスターマー新政権の施政方針をチャールズ国王が代読した。経済成長を政策の重点に掲げる政府は、国王演説を通じ30以上の新法案を発表。「英国を築こう」を掛け声に、住宅建設やインフラ整備に力を入れる姿勢を強調した。
施政方針は議会で元首が代読するのが慣例。新政権は国王演説で「経済成長の実現が(政府の)根源的な任務」だとし、社会全体の「富の創出」を導き、生活費を圧迫する物価高などに対処する方針を表明した。再生可能エネルギー事業に取り組む電力会社を政府主導で設ける計画も示した。
[時事通信社]
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