「ペンギンと卵」のような銀河=宇宙望遠鏡で撮影―NASA
ペンギンと卵のように見える二つの銀河の鮮明な画像をジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が赤外線で撮影し、米航空宇宙局(NASA)が17日までに公開した。二つの銀河は接近中で、互いに重力が作用し合っている。ペンギンのような銀河は、もともと渦巻き銀河で、目の部分が中心だという。
二つの銀河は「Arp142」と呼ばれ、地球からうみへび座の方向に約3億2600万光年離れた所にある。銀河同士の距離は約10万光年。接近し始めた時期ははっきりしないが、7500万年前から2500万年前の間と推定される。質量は同じぐらいあり、互いのガスやちりが衝突して新たな星が次々に誕生している。
高性能なJWSTは2021年末に打ち上げられた。半年後に科学観測を始めており、この画像は2周年を記念して公開された。
[時事通信社]
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