支持者前に響く銃声=120メートル先から発射―トランプ氏暗殺未遂
【バトラー時事】米東部ペンシルベニア州バトラーで13日起きたトランプ前大統領の暗殺未遂事件。共和党全国大会を目前に控え、副大統領候補を発表するとの臆測も広がる中、トランプ氏の選挙集会会場には大勢の支持者が詰め掛けた。
演説開始は現地時間午後5時(日本時間14日午前6時)の予定だったが、トランプ氏が登壇したのは約1時間遅れだった。演説を始めて約6分後、銃声が響いた。
数発の乾いた音が鳴り、その後トランプ氏を守る大統領警護隊(シークレットサービス)による狙撃とみられる発砲音も聞かれた。最初の銃声から約1分後、警護官が「狙撃手が倒れた」と話し、しゃがみ込んでいたトランプ氏が立ち上がった。
トランプ氏は警護官に守られながら車まで退避。この間、右の拳を掲げ、支持者に向けて繰り返し叫んだ。騒然とする会場ではほとんど聞き取れなかったが、近くにいたワシントン・ポスト紙記者によると、「ファイト(戦う)」と叫んでいたという。
米連邦捜査局(FBI)や米メディアによると、発砲場所は選挙集会会場の外にある建物の屋上。トランプ氏の演台からは直線距離で120メートル超離れていた。男がライフルを持ち、はいつくばっていた姿が支持者に目撃されていた。
警護官に殺害された男の姿を映したとみられる動画がSNSに投稿された。それによると、グレーのシャツにベージュのズボン姿だった。身分証を持っていなかったが、FBIはDNA検査などで特定し、近くに住むトーマス・クルックス容疑者(20)だと発表した。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
琴桜、東正位で綱とり=成績次第で豊昇龍も―大相撲初場所
-
ブラジルで小型機墜落、搭乗者10人死亡=クリスマス前に連日事故
-
トルコ、シリア全面支援を表明=外相が訪問、国際社会の関与訴え
-
上にいないと始まらない=やっぱり勝つこと―男子ゴルフ・松山英樹インタビュー
-
輝き取り戻した一年=松山、新たな章へ―男子ゴルフ
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕