ようやく泥沼脱す=札幌、攻めの姿勢崩さず―Jリーグ
最下位に沈む札幌が、ようやく連敗を8で止めた。上位の神戸を相手に意地を見せた。最後まで持ち味の攻撃的プレーを崩すことなく勝ち点1を手にした。
前半39分。相手ペナルティーエリア手前からのFKを、青木が右足で鮮やかに決めた。壁の間をすり抜けたボールに、相手GKはほぼ反応できず。チームにとって、実にリーグ戦6試合ぶりとなる待望のゴールだった。
後半開始直後に追い付かれた後も、前へと攻める姿勢を失わなかった。鈴木はPKを外してしまったが、「今までは失点をしてから、がくっと落ち込んで2点、3点とやられていた。みんな走れていたし、球際も全然負けていなかった。これを最低限の試合にしたい」。選手は肩を落としていなかった。
泥沼からは脱したが、勝ち点3を奪えた内容でもあった。連敗中、クラブから続投の方針が発表されたペトロビッチ監督は「勝利をつかめそうでつかめなかった。連敗が止まったからといって、一息つける状況ではない」。選手を引き締めることを忘れなかった。
[時事通信社]
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