熱中症搬送者数を予測=8都道府県、1週間先まで公開―名工大
名古屋工業大大学院の研究グループは9日、東京や大阪など8都道府県の1週間先までの熱中症搬送者数を予測し、インターネット上で公開を始めたと発表した。過去の気象データや搬送者情報を踏まえ、予測モデル式を用いて算出した。熱中症のリスク低減に向けた啓発のほか、消防による搬送者数の推定などへの応用が期待される。
東京と大阪以外で公開されたのは、北海道、宮城、新潟、愛知、広島、福岡の各県。研究グループの平田晃正教授(医用工学)らは、これらの地域の2013~19年(6~9月)の気温などの気象データと、約14万件の熱中症搬送者の情報を分析。気象庁の週間天気予報や、時期による暑さへの慣れなども加味し、予測式を用いて搬送者数を推測した。
サイトでは、東京の9日の予測値は223人で、15日は34人に減少。大阪は12日から増加し、15日には33人に上ると見込んでいる。データは毎日午前3時ごろ更新する。
平田教授は「指標を補助的に使ってもらうことで、熱中症をできるだけ防いでほしい」と話し、積極的な活用を呼び掛けた。サイトのURLは、https://heatstroke.jp/。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
イスラエル、レバノンが停戦合意=ネタニヤフ氏「違反あれば攻撃」
-
USスチール買収の承認を=石破首相が書簡―ロイター報道
-
「両国のビジネスにリスク」=メキシコ大統領、トランプ関税に警告
-
NY株、3日連続最高値=トランプ関税注視
-
ロ本土にウクライナ再攻撃=米ミサイルの残骸公開
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕