シナー、リターンさえる=世界1位の強さ発揮―ウィンブルドンテニス
シナーが3年連続の8強入り。「タフな試合だった」とは言うものの、要所を押さえてのストレート勝ちで世界ランキング1位の実力を見せた。
強烈なサーブを持ち味とする左打ちのシェルトンに対してリターンがさえた。うまくコースを読み、深いショットを放って優位に。最初の2セットは相手の第1サーブが入っても4割近くのポイントを物にし、ブレークの好機を生かして連取した。
「あそこを取られていれば、試合は分からなかった」と振り返ったのが第3セット。自分のサーブだった第12ゲームでセットポイントを握られるピンチがありながら、踏ん張ってタイブレークに持ち込んだ。低い体勢からの安定したストロークやコースを打ち分ける鋭いサーブで、最後は粘る相手を振り切った。
6月10日付の世界ランクで1位になり、初めてトップの立場で臨む四大大会。重圧を感じる様子はなく「準々決勝に進めてうれしい」と、手にした勝利を素直に喜んだ。(ウィンブルドン時事)
[時事通信社]
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