世界最高SH、新たな挑戦=仏代表デュポン―ラグビー7人制・トリコロールの旗手
昨年のラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会で同国代表主将を務めたアントワヌ・デュポン(27)が、パリ五輪で金メダルを目指す。五輪は15人制ではなく7人制だが、世界最高の呼び声高いスクラムハーフ(SH)への期待は大きい。
デュポンにとっては新たな挑戦の舞台になる。W杯は優勝候補として臨んだが8強止まり。自身は1次リーグで顔面を骨折して手術を受けた。準々決勝の南アフリカ戦でスタメン復帰し、奮闘したが敗れ、「この結果には失望している」と悔しさをにじませた。
今年2~3月に行われた15人制の欧州6カ国対抗出場を見送り、7人制の代表に合流した。ピッチの広さは同じでも人数が少ない分、スペースが広く、よりスピードが要求される。15人制で実績ある選手が挑戦して、うまくいかないケースもあったが、デュポンはすぐに適応した。
フランスはワールドシリーズ第4戦で3位となり、続く第5戦で優勝。6月のグランドファイナルも制した。速さに加え、卓越した技術、15人制で養った体の強さを備えるデュポンは母国の戦力となった。「五輪に向けてのモチベーションは高く、大きな期待もある」と確かな手応えを感じている。
最近まで、7人制と並行して15人制のフランス1部リーグ、トゥールーズでもプレーするなどタフネスぶりを発揮した。五輪の会場は9カ月前に悔しさを味わったパリ郊外サンドニのフランス競技場。フランスラグビー界のスターが再び地元の大舞台に立つ。 (パリ時事)
[時事通信社]
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