石破氏「自民は反省忘れた」=小泉氏も党の現状懸念
自民党の石破茂元幹事長は6日、名古屋市で開かれた党愛知県連大会であいさつし、党の現状について「われわれは(民主党政権時代の)3年3カ月の間、何が間違っていたのか、日々反省会だった。あの野党の時の反省をどこかに忘れてしまったのではないか」と危機感を示した。
派閥裏金事件や、事件を巡る党の対応を念頭に置いた発言とみられる。石破氏は「自民党は支持者から出直せと思われたときに手痛い敗北を喫する」と指摘。「おわびすべきはおわびし、虚心坦懐(たんかい)に公平で公正で誠実で親切な党をつくっていきたい」と語った。
同党の小泉進次郎元環境相も福島県南相馬市で記者団に「党に対して地方の不満が相当に寄せられている」と懸念を示し、「どのように払拭できるか、まさにこれから問われる」と強調した。
森山裕総務会長は新潟市で開かれた党県連大会で、9月に想定される党総裁選に関し「経済的にも安全保障上も極めて大事な時期にある。選択を間違ってはえらいことになってしまう」と語った。
[時事通信社]
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