中国主席、タジク訪問=ロシア勢力圏取り込み図る
【北京時事】中国の習近平国家主席は5日、タジキスタンの首都ドゥシャンベでラフモン大統領と会談し、両国の関係強化について協議した。中国国営中央テレビが報じた。習氏はこれに先立ち、上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせてカザフスタンを訪問。ロシアの伝統的勢力圏である中央アジアの国々の取り込みを図っている。
4日夜、ドゥシャンベの空港ではラフモン氏が自ら習氏を出迎え、盛大な歓迎式典を開催。習氏の手を取り、共にレッドカーペットを歩いた。
旧ソ連圏の中央アジアは、ロシアの「裏庭」とも呼ばれる地域。ただ、ウクライナ侵攻をきっかけにロシアと距離を置く国が増え、代わりに経済面での結び付きが強い中国の影響力が増している。
[時事通信社]
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