2024-07-04 17:51スポーツ

千賀、上々の復帰登板=打者9人で6奪三振―米大リーグ

マイナー戦で先発登板したメッツの千賀=3日、ニューヨーク
マイナー戦で先発登板したメッツの千賀=3日、ニューヨーク

 【ニューヨーク時事】米大リーグで、右肩を痛めて負傷者リスト入りしているメッツの千賀滉大投手が3日、今季初めて公式戦で登板した。傘下マイナー1Aブルックリンの一員としてニューヨークで行われたハドソンバレー戦に先発し、2回3分の2を投げて無安打無失点。「大きな事故なく無事に終えたことが、一つよかった」と、ほっとした表情で話した。
 打者9人に35球を投げ、許した走者は味方の失策による1人のみ。球速は97マイル(約156キロ)を計測し、得意のフォークも効果的で6三振を奪った。格下相手とはいえ、上々の内容。降板する際には観客の拍手を浴び、手を挙げて応えた。「うれしい。久しぶりにそういうのを味わった」と実感を込めた。
 メジャー1年目の昨季は12勝。今季はエース格としての活躍が期待された中、キャンプで右肩を痛め、5月に上腕三頭筋の炎症も判明した。今の状態については「不安なくやれている。ここから課題をつぶしていくだけ」と前向きに語った。
 回復状況を見ながら今後もマイナーで登板し、メジャー復帰へつなげていく方針。「一試合一試合丁寧に、戻れる準備をつくっていきたい」。はやる気持ちを抑えながら、慎重にステップを踏む。
[時事通信社]

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