8強で「事実上の決勝」=スペインとドイツが激突―サッカー欧州選手権
【ケルン(ドイツ)時事】ドイツで開催中のサッカー欧州選手権は、8強が出そろった。5、6日の準々決勝ではスペイン―ドイツ、ポルトガル―フランスといった好カードが実現した。
今大会で質の高いサッカーを披露しているスペインとドイツの対戦は「事実上の決勝」との呼び声が高い。共に巧みなパスワークから、若いアタッカーが局面を打開する攻撃的スタイルが持ち味。スペインは16歳のヤマルと、ウィリアムスが働き、ドイツはムシアラが3得点を挙げている。
前々回大会の決勝で死闘を繰り広げたポルトガルとフランスは、いずれも苦しみながら8強入り。ポルトガルは39歳のロナルドがPK失敗など精彩を欠き、フランスも相手のオウンゴールとPKでしか得点できておらず、タレント豊富な攻撃陣を生かし切れていない。
同様に低調な試合内容が続くイングランドは、ベリンガムの勝負強さが頼みの綱。対するスイスは前回王者イタリアに完勝しており、さらなる番狂わせを狙っている。
オランダは2日のルーマニア戦で復調を印象付ける快勝。勢いに乗る伏兵トルコとの一戦では、見応え十分の攻防が期待できそうだ。
[時事通信社]
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