生産性向上へ企業新陳代謝を=国際収支踏まえ提言―財務官主催懇談会
財務省の神田真人財務官が主催し、国際収支の動向から日本経済の課題を洗い出す有識者懇談会が2日、報告書を公表した。国際収支は海外とのモノやサービス、資金のやりとりなどが反映され、日本の「稼ぐ力」を映し出す。報告書は日本経済の競争力強化に向けた処方箋として、企業の新陳代謝促進などによる生産性の向上などを提示。構造改革に向けた議論につなげたい考えだ。
国際収支の構成要素で、モノのやりとりを示す貿易収支は赤字基調が続き、サービス収支も海外巨大IT企業への支払い増による「デジタル赤字」が拡大している。
報告書では規制改革を通じた企業の競争活性化による新陳代謝促進や、成長分野への労働移動の円滑化による生産性の向上が重要と指摘。人工知能(AI)やデジタル分野で国際競争力を回復するには、リスキリング(学び直し)による能力向上支援や、若手研究者の革新的な研究を強力に後押しすることが求められると強調した。
[時事通信社]
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